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- バッテリーを長持ちさせるために - 本文をご覧になっている方より貴重なご意見を頂きましたので掲載させていただきます。 頂いたメールより 携帯電話の電池を「全て使い切ってから充電する」のを勧めるのは間違いです。 というのも、リチウムイオン充電池には、「大深度の充電で劣化する」という特性があるからです。 電池のスペックにある「寿命:約500回充電」というのは大深度の場合です。 浅い充電の場合は1回に数えません。 リチウムイオン充電池のメモリー効果はほとんど無視できるものです。 ですから、少し使って浅い充電をするのは、わずかなメモリー効果や充電回数の増加を差し引いても、「深い充電をするよりはマシ」なのです。 しかし、リチウムイオンには「満タンで保存すると劣化する」という困った特性も併せ持ちます。 これは、最近の一部のノートパソコンに80%までしか充電しないモードがあったり、あるいは、最近の携帯電話を買ったばかりの時には、(店員が充電しない限り)必ず電池表示が目盛り2ぐらいであることからもわかります。 ノートパソコンでは、ACアダプタを繋ぐと、電池を充電しつつ本体も動きますが、電池が満タンになっても、本体はACで動作します(電池を抜いても動きますよね)。 また、シャットダウンして完全に電源を落としますが、どちらの場合も満タンで放置と同じです。 これを続けると、電池には大ダメージなのです。 しかし携帯電話では実使用において、満タンのまま放置することはあまりありません。 なぜなら、完全に電源を落とす人はあまりいないし、待ち受け中でも電力を消費するからです。 ですから、ノートPCと携帯電話では、条件が違うのです。 ただ、充電中にWebなどのヘビーな処理をさせることは、ダメージになります。 なぜなら、携帯でWebなどを使うとCPUが発熱して、結構な熱さになりますが、熱も充電池には大敵だからです。 まとめとして、電池が早く劣化する人とは、 ・一日中、カラまで使いまくって夜に深い充電をする人=500日(500回)で容量が半減 ・満タンのまま電源を切って放置した人=半年も放置すれば電源が入らなくなる ・Webやゲームをしながら充電する人=熱で電池が劣化 ・一日中充電台に乗せている人=いつ使うんだ ・・・ということになります。 また、まったく現実的ではありませんが「常に電池メーターの目盛り2あたりをキープする」というのが最も寿命を長持ちさせられる、ということになります。 PR |
バッテリーが実際に何時間持つかを測るには? 以上のようなバッテリーの性質は、モバイルパソコン人口の割には意外に知られていないように思われる。一体それはなぜか? その原因の一つとしては、モバイルパソコンを持っている人が意外にも満充電後「本当に」そのDell Inspiron 1000 バッテリーもしくはモバイルパソコンが、モバイルの状態でどれくらいの時間持続するかについて測ろうとしていない、測れていないことが挙げられるだろう。 Windowsの標準機能でも、パソコンメーカが提供しているものでも、そしてフリーソフトでも、Dell Inspiron 300m バッテリー監視ソフトがあり、残りのDell Latitude D430 バッテリー容量やおおよその残り使用可能時間が分かるようになっている。 ところが、この「残り使用可能時間」は全く当てにならない。すなわち、Dell Latitude E5500 バッテリーを劣化させたことのある人なら分かるように、少しでも劣化したDell Inspiron 1210 バッテリーは満充電表示から突然0%になる、といったことが珍しくない。しかも0%でも一時間近く稼働できたりする。劣化したDell XPS M1210 バッテリーには通常の XPS M1210 バッテリー状態監視ソフトでは計測困難なのである。 |
通常のノートパソコンの使い方が劣化を招く 前述のような特質を持つリチウムイオン電池は、その大容量をノートパソコンで歓迎されると同時に、ノートパソコンでの利用では致命的な欠点を持っていることが分かる。 モバイルノートパソコンは発熱しやすく、その結果、バッテリーの温度は気温よりも高くなり、劣化しやすい環境になっていると思われる。上のキャプチャはフリーソフト「HDD温度計」で、ハードディスクの温度を示しているところ。同室のデスクトップパソコンのHDD温度が35℃程度なのにノートパソコンでのHDDは50度近くになっている。 すなわちノートパソコンはAC電源のあるところではACアダプタを使って利用されるのが普通だ。その結果、Dell バッテリーはモバイルとして使った時以外は「満充電(自然放電中)」になりやすい。 そのような条件である上に、モバイルノートパソコンはそのサイズ故に十分な冷却対策がしにくいことが多く、発熱しやすい。apple バッテリーもこのようなパソコンに取り付けている以上、温度の上昇は避け難く、この点も劣化速度を促進させる。 メーカーはこの点について事実上「知らんふり」である。しかも予備IBM ThinkPad X60バッテリーにはどこのメーカも大概1万円以上の値段をつけている。 それでもメーカは誠実に対応するなら、バッテリーを長期間劣化させないためのアドバイスや手法をもっと検討・強調すべきだと私は思う。 |
ノートパソコンのバッテリー再生方法 みなさん、ノートPCのリチウムイオン電池で悩んでいませんか? |
電池に熱が伝わらないようにハンダは素早く、また各部がショートしないように注 意しながら、入れ替え完了です。 |